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JP2013118153A - 電池モジュール - Google Patents

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康二 吉原
Satoshi Hario
聡 針生
Takafumi Yamazaki
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Abstract

【課題】二次電池間での温度の偏りを小さくすることができる電池モジュールを提供すること。
【解決手段】電池モジュール1は、複数並設された二次電池としての角型電池20と、角型電池20同士の間に配設され、角型電池20間の間隔を維持するとともに角型電池20同士の間に流体の流通路15〜18を形成するため並設された電池用スペーサ11〜14とから構成されている。流通路15〜18の通路断面積は、流体の流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに向けて小さくなるように形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数並設された二次電池と、二次電池同士の間に配設され、二次電池間の間隔を維持するとともに流体の流通路を形成するために並設された電池用スペーサと、を備える電池モジュールに関する。
に関する。
この種の電池モジュールは、二次電池の間の流通路に温度制御用空気を流通させて、二次電池の温調を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、対向配置された二次電池の間に電池隔壁を設置し、この電池隔壁によって二次電池の間の間隔を一定に維持している。そして、電池隔壁に温度制御用空気を流通させるための流通路を形成し、流通路に温度制御用空気を流通させることによって各々の二次電池を温調している。
特開2006−128123号公報
ところで、特許文献1において、流通路は、流入口から流出口に至るまで均一な通路断面積を有する。このため、流通路を流通する温度制御用空気は、流入口から流出口に向かうにつれ空気と二次電池の温度差が小さくなっていく。したがって、特許文献1の電池モジュールにおいては、流入口から流出口に向かうに従い温度制御用空気による二次電池の温調効率が低下してしまい、流入口側と流出口側で、二次電池に温度の偏りが生じてしまう。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、二次電池間での温度の偏りを小さくすることができる電池モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数並設された二次電池と、該二次電池同士の間に配設され、前記二次電池間の間隔を維持するとともに流体の流通路を形成する電池用スペーサと、を備える電池モジュールであって、前記流通路の通路断面積が、前記流通路における流体の流入口から流出口に向けて小さくなるように形成されていることを要旨とする。
これによれば、流通路を流通する流体は、その流入口から流出口に向かうにつれ、流速が速くなる。流速が速くなると、流体による単位面積あたりの熱交換効率が高くなる。よって、流通路の流出口側では流体と二次電池との温度差は小さくなるが、流速を速めることで熱交換効率の低下を抑えることができる。この結果、流体による二次電池の温調性能は、流通路の通路断面積を均一にした場合と異なり、流入口から流出口までの間で熱交換効率の差が小さくなる。したがって、流通路においては、流入口から流出口までの間で、流体による二次電池の温調性能の差が小さくなり、二次電池での温度の偏りを小さくすることができる。
また、前記流入口における前記二次電池の並設方向に沿った開口幅が前記流出口における前記二次電池の並設方向に沿った開口幅よりも大きくなるように形成されるとともに、前記流入口における前記並設方向に直交する方向に沿った開口幅と前記流出口における前記並設方向に直交する方向に沿った開口幅とが同じとなるように形成されていてもよい。
これによれば、流入口における二次電池の並設方向に直交する方向の開口幅を流出口に向けて小さくする場合と比べると、二次電池と流体の接触可能な面積が大きくなる。この結果、二次電池において流体により温度調節される部分が多くなり、二次電池における温度差を少なくすることができる。
また、前記電池用スペーサは複数並設され、前記複数の電池用スペーサの各流通路の流入口には、前記流体を導入口から内部に導入し、前記各流通路に前記流体を供給する導入路が接続され、前記複数の電池用スペーサの内、前記導入口から最も近い位置に設けられた前記電池用スペーサの流通路の流入口の面積は、前記導入口から最も遠い位置に設けられた前記電池用スペーサの流通路の流入口の面積よりも大きくなっていてもよい。
これによれば、導入口から最も近い流通路に供給される流体の流量と、導入口から最も遠い流通路に供給される流体の流量の差を小さくすることができる。流通路の流入口の面積が同一の場合、導入口に近い流通路ほど流体が供給されにくい。このため、導入口に最も近い流通路の流入口の面積を導入口から最も遠い流通路の流入口の面積よりも大きくすることで、導入口に最も近い流通路に供給される流体の流量が増加する。
本発明によれば、二次電池間での温度の偏りを小さくすることができる。
実施形態における電池モジュールの斜視図。 電池モジュールを示す図1のA1−A1線断面図。 電池モジュールを示す図1のA2−A2線断面図。 別例の電池モジュールの電池用スペーサを示す斜視図。
以下、本発明の電池モジュールを具体化した一実施形態について図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、電池モジュール1は、複数並設された二次電池としての角型電池20と、角型電池20同士の間に配設される電池用スペーサ11〜14と、電池用スペーサ11〜14の流通路15〜18(図2参照)に流体を供給する導入路31と、流通路15〜18から導出された流体が流れる導出路32とから構成されている。角型電池20は矩形状をなすとともに、複数の角型電池20は、その厚み方向に複数並設されている。なお、角型電池20の厚み方向を矢印X1で示し、角型電池20の幅方向(角形電池20の厚み方向に直交し、かつ、導入路31と導出路32の間に延びる方向)を矢印X2で示す。また、矢印X1及び矢印X2に直交する方向を矢印X3で示し、角型電池20の高さ方向とする。
図1及び図3に示すように、各電池用スペーサ11〜14は、導入路31越しに視ると、L字状をなしている。具体的には、各電池用スペーサ11〜14は、角型電池20が載置される矩形状の載置部11b〜14bと、この載置部11b〜14bの長辺方向に延びる一側から立設された壁部11a〜14aとからなる。なお、電池用スペーサ11〜14において載置部11b〜14bの長辺方向を電池用スペーサ11〜14の幅方向(図1中矢印W2)とし、電池用スペーサ11〜14において載置部11b〜14bの短辺方向を電池用スペーサ11〜14の厚み方向(図1中矢印W1)とする。角型電池20に挟まれることにより角型電池20間の間隔を維持する壁部11a〜14aにおいて、載置部11b〜14bに載置された角型電池20と対向する面には、流通路形成凹部O1〜O4が電池用スペーサ11〜14の厚み方向の全体にわたって凹むように形成されている。
また、流通路形成凹部O1〜O4の深さは、電池用スペーサ11〜14の幅方向に沿った一端から他端に向かうにしたがい徐々に浅くなるように形成されている。また、電池用スペーサ11〜14はそれぞれ厚み方向の長さが異なっている。そして、電池用スペーサ11〜14では、厚みに応じて流通路形成凹部O1〜O4の深さも異なっており、電池用スペーサ11の流通路形成凹部O1の深さが最も深い。そして、電池用スペーサ12、電池用スペーサ13、電池用スペーサ14の順に流通路形成凹部O2〜O4の深さが浅くなっていく。
載置部11b〜14bに角型電池20が載置された状態で、壁部11a〜14aに対向する角型電池20の側面と、壁部11a〜14aの流通路形成凹部O1〜O4により対向する角型電池20同士の間に流通路15〜18が形成される。すなわち、電池用スペーサ11〜14は、角型電池20の間隔を維持するとともに角型電池20同士の間に流体の流通路15〜18を形成するために並設されている。
図2に示すように流通路15〜18は、角型電池20の並設方向に沿った開口幅d1〜d4(以下、第1開口幅d1〜d4とする)が流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに向けて小さくなるように形成されている。これにより、各流通路15〜18の通路断面積は、流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに向けて小さくなるように形成されている。したがって、各流通路15〜18の流入口15a〜18aは、流出口15b〜18bに比べて大きくなるように形成されている。流通路15〜18は、流入口15a〜18aにおける第1開口幅d1〜d4が、流出口15b〜18bにおける第1開口幅d1〜d4よりも大きくなるように形成されている。また、図3に示すように、流入口15a〜18aにおける角型電池20の並設方向に直交する方向(角型電池20の高さ方向)に沿った開口幅d5〜d8(以下、第2開口幅d5〜d8とする)と、流出口15b〜18bにおける第2開口幅d5〜d8とが同じとなるように形成されている。
図2に示すように、電池用スペーサ11〜14及び角型電池20の幅方向一端には、扁平管よりなる供給配管H1が配置されるとともに、この供給配管H1内には導入路31が形成されている。導入路31の一端には導入口31aが形成されるとともに、導入路31には流入口15a〜18aが接続されている。そして、複数の流入口15a〜18aの通路断面積は、導入口31aからの流体の流通方向(矢印Y2で示す)に沿って徐々に小さくなっている。本実施形態では、流通路15〜18の流入口15a〜18aは、流入口18a、流入口17a、流入口16a、流入口15aの順に小さくなるように形成されている。したがって、電池用スペーサ11〜14のうち、導入口31aから最も近い位置に設けられた電池用スペーサ11の流通路15の流入口15aの面積は、導入口31aから最も遠い位置に設けられた電池用スペーサ14の流通路18の流入口18aの面積よりも大きくなっている。
また、電池用スペーサ11〜14及び角型電池20の幅方向他端には、扁平管よりなる排出配管H2が配置されるとともに、この排出配管H2内には導出路32が形成されている。導出路32の一端には導出口32aが形成されるとともに、導出路32には、流出口15b〜18bが接続されている。そして、複数の流出口15b〜18bの面積は導出口32aへの流体の流通方向(矢印Y3で示す)に沿って徐々に大きくなっている。
次に、本実施形態における電池モジュール1の作用について説明する。
角型電池20の温度調節を行うときには、導入口31aから導入路31に、温調装置(図示せず)により加熱又は冷却された流体が供給される。導入口31aから導入路31に供給された流体は、導入路31を流通する。そして、その流体は、導入路31から各流通路15〜18に供給され、流体が流通路15〜18を流通することで、角型電池20の温度調節がなされる。この際、流通路15〜18を流通する流体は、流通路15〜18における流体の流通方向(矢印Y1に示す方向)の上流側(流入口15a〜18a)から下流側(流出口15b〜18b)に流通することで、角型電池20と熱交換される。
ここで、流通路15〜18を流通する流体は、流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに流通するにつれ、流速が早くなる。
したがって、上記実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)電池モジュール1において各流通路15〜18は通路断面積が流体の流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに向けて小さくなるように形成されている。このため、流通路15〜18を流通する流体は、その流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに向かうにつれ、流速が速くなる。流速が速くなると、流体による単位面積あたりの熱交換効率が高くなる。よって、流通路15〜18の流出口15b〜18b側で流速を速めることで、熱交換効率の低下を抑えることができる。この結果、流体による角型電池20の温調性能は、流通路15〜18の通路断面積を均一にした場合と異なり、流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに至るまで熱交換効率の差が小さくなる。したがって、流通路15〜18においては、流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに至るまで、流体による角型電池20の温調性能の差が小さくなり、角型電池20間の温度の偏りを小さくすることができる。
(2)また、流通路15〜18は、流入口15a〜18aにおける第1開口幅d1〜d4が流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに向けて小さくなるように形成されている。このため、流入口15a〜18aにおける第2開口幅d5〜d8を流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに向けて小さくなるように形成する場合に比べて、角型電池20と流体との接触可能な面積が大きくなる。このため、角型電池20における高さ方向の温度ばらつきが少なくなる。
(3)流通路15〜18の流入口15a〜18aの面積は、導入口31aからの流体の流通方向に沿って小さくなっている。流通路15〜18の流入口15a〜18aの面積が同一の場合、導入口31aから導入される流体は、導入口31aに近い位置に設けられた電池用スペーサ11〜14の流通路15〜18ほど供給されにくい。本実施形態にように、導入口31aに近い流通路15〜18の流入口15a〜18aほど面積を大きくすることにより、導入口31aに近い流通路15〜18にも流体が供給されやすくなり、流通路15〜18に供給される流体の流量差が小さくなる。このため、各角型電池20間の温度の偏りを小さくすることができる。
(4)電池用スペーサ11〜14に流通路形成凹部O1〜O4を形成し、その流通路形成凹部O1〜O4の深さを調節して流通路15〜18の通路断面積を流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに至るまで小さくなるようにした。このため、角型電池20間の間隔を維持する部材を用いて通路断面積を小さくすることにより、別部材を用いて流通路15〜18の通路断面積を小さくする場合と比べて部品点数を少なくすることができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 図4に示すように、電池用スペーサ11の流入口15aに、その高さ方向に複数の流通路形成凹部O21を形成し、角型電池20間に複数の流通路15を形成する。そして、各流通路形成凹部O21において電池用スペーサ11の高さ方向に沿った開口幅Tを、電池用スペーサ11の幅方向に沿って一端から他端に向かうにしたがい徐々に狭くして、流通路15の通路断面積を流入口15aから流出口15bに至るまで小さくしてもよい。この場合、流通路形成凹部O1〜O4の間に複数リブが立設される。このため、複数のリブにより角型電池20間の圧縮応力に対する強度が維持される。
○ 流通路15〜18の通路断面積は流体の流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに至るまで段階的に小さくなるように形成されていてもよい。この場合であっても、流通路15〜18を流通する流体は、流入口15a〜18aから流出口15b〜18bに向かうにつれ、流速が速くなり、角型電池20間の温度の偏りを小さくすることができる。
○ 電池用スペーサ11〜14は、角型電池20の間隔を維持できるものであれば、どのような形状のものであってもよい。
○ 電池モジュール1は、2個の角型電池20と、該角型電池20に挟まれる単数の電池用スペーサ11から構成されていてもよい。
○実施形態において、流入口15a〜18aにおける第1開口幅d1〜d4及び流入口第2開口幅d5〜d8の両方を小さくして流通路15〜18の通路断面積を小さくしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に追記する。
(イ)二次電池同士の間に配設され、前記二次電池間の間隔を維持するとともに流体の流通路を形成するために並設された電池用スペーサであって、前記流通路の通路断面積が、前記流通路における流体の流入口から流出口に至るまで小さくなるように形成されていることを特徴とする電池用スペーサ。
(ロ)前記電池用スペーサにおいて前記二次電池の側面と対向する面には、流通路形成凹部が凹むように形成されるとともに、前記二次電池の側面と、前記電池用スペーサにおいて前記二次電池の側面と対向する面とから流通路が形成されることを特徴とする技術的思想(イ)に記載の電池用スペーサ。
1…電池モジュール、11〜14…電池用スペーサ、15〜18…流通路、15a〜18a…流入口、15a〜18b…流出口、20…二次電池としての角型電池、31…導入路、31a…導入口。

Claims (3)

  1. 複数並設された二次電池と、
    該二次電池同士の間に配設され、前記二次電池間の間隔を維持するとともに流体の流通路を形成する電池用スペーサと、を備える電池モジュールであって、
    前記流通路の通路断面積が、前記流通路における流体の流入口から流出口に向けて小さくなるように形成されていることを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記流入口における前記二次電池の並設方向に沿った開口幅が、前記流出口における前記二次電池の並設方向に沿った開口幅よりも大きくなるように形成されるとともに、前記流入口における前記並設方向に直交する方向に沿った開口幅と前記流出口における前記並設方向に直交する方向に沿った開口幅とが同じとなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記電池用スペーサは複数並設され、前記複数の電池用スペーサの各流通路の流入口には、前記流体を導入口から内部に導入し、前記各流通路に前記流体を供給する導入路が接続され、前記複数の電池用スペーサのうち、前記導入口から最も近い位置に設けられた前記電池用スペーサの流通路の流入口の面積は、前記導入口から最も遠い位置に設けられた前記電池用スペーサの流通路の流入口の面積よりも大きくなっていること特徴とする請求項1又は2に記載の電池モジュール。
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