JP2008131684A - 電動機の駆動システム - Google Patents
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Abstract
【課題】インダクタンスを大きくして回生エネルギーを増大させることができ、かつ、始動時の電流を小さくして、バッテリーの放電時間を増大させることができる電動機の駆動システムを提供することにある。
【解決手段】電源回路と、多相インバータ回路と、電動機とを含む電動機の駆動システムであって、ロータをステータの両側にロータ出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向的に配置してなる2ロータ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータを用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】電源回路と、多相インバータ回路と、電動機とを含む電動機の駆動システムであって、ロータをステータの両側にロータ出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向的に配置してなる2ロータ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータを用いる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電動機の回生エネルギーを回収して再利用する電動機の駆動システムに関し、さらに詳しく言えば、そのシステムの加速、定速、減速、制動、慣性(下り坂走行など)および停止などの運転走行を繰り返す際に生じる回生エネルギーの回収量を増大させるとともに、始動時などの放電量を減らすことができる電動機の駆動システムに関する。
輸送機器の分野において、電動機は自動車やバイクなどに用いられているが、最近では、ガソリンエンジンと併用するハイブリッド自動車や、自転車の駆動系の一部に電動機を設けて人力をアシストする電動アシスト機能付き自転車がよく見られる。
例えば特許文献1に示すように、この種の電動アシスト自転車は、ブラシ付き直流モータやラジアルエアギャップ型ブラシレスDCモータからなる電動機が用いられるのが主流であった。
しかしながら、ブラシ付き直流モータやラジアルエアギャップ型ブラシレスDCモータを用いた場合には、次のような問題があった。すなわち、ブラシ付き直流モータは、ブラシや整流子の寿命が短く、かつ、ブラシにより短絡されるステータ巻線があるためにエネルギー効率が悪く、そのためにバッテリーの放電持続時間も短くなる。
これに対して、ラジアルエアギャップ型ブラシレスDCモータは、インバータ回路によってステータ巻線に流れる電流を切り換えているため、寿命は長く、エネルギー変換効率や信頼性が高い。
しかしながら、ラジアルエアギャップ型ブラシレスDCモータは、バッテリーの放電持続時間が十分長いとは言えない。また、ラジアルエアギャップ型ブラシレスDCモータを高出力化するためには、ステータとロータの寸法を大型化しなくてはならず、電動アシスト付き自転車を小型化する妨げとなっている。
そこで、本発明は上述した課題を解決するため、電動機の回生エネルギーの回収量を増大させることができ、かつ、始動時などの電流を小さくして、バッテリーの放電持続時間を延ばすことがことができる電動機の駆動システムを提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項1に記載の発明は、バッテリー電源とキャパシタとを並列に接続してなる直流電源回路と、フライホイールダイオードを逆並列に接続したスイッチング素子からなる多相インバータ回路と、上記多相インバータ回路を介して上記電源回路に接続される電動機とを含み、上記電動機のロータの位置信号を上記多相インバータ回路の上記スイッチング素子に帰還して、上記電動機の巻線に流れる電流を切り換えることにより、回転磁界を作り界磁のロータにトルクを発生させる電動機の駆動システムにおいて、上記電動機として、1つのステータと、上記ステータの両側に配置される2つのロータとをロータ出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向的に配置してなる2ロータ2エアギャップ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータを用い、上記電動機は、トルクを発生するトルク発生モードまたは電気エネルギーを発生する発電モードで断続的に動作し、上記発電モードのときは、上記スイッチング素子をOFFして、上記ロータの回転により発電した電気エネルギーを上記バッテリー電源および上記キャパシタに帰還することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1または2において、上記アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータは、上記各ロータの他方の側面に第2のステータが所定の空隙をもってさらに対向的に配置してなる2ロータ4エアギャップ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータからなることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2において、上記ロータは、焼結式希土類磁石またはボンド式希土類磁石からなるマグネットが用いられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1ないし3のいずれか1項において、上記ステータは分数スロットを有し、上記分数スロットに巻線が集中巻で巻回されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項1において、上記ステータのステータコアおよび/または上記ロータのバックヨークには、JIS−C−2552の50A400あるいは35A360より低級となる磁束密度が高く透磁率の低い電磁鋼板あるいは冷延鋼板や熱延鋼板が用いられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、上記請求項1において、上記ロータのバックヨークは、円盤状の冷延鋼板または熱延鋼板を1枚もしくは複数枚軸方向に積層したものからなることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータを用いることにより、回生時に発電機として動作する際の同期リアクタンスが小さくなり、リアクタンスによる電圧降下を低く抑え、出力電圧を高くして、回生エネルギーをより多く電源側に帰還させることができる。
また、1つのステータの両面に2つのロータを配置した2ロータ2エアギャップ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータを用いることにより、磁気抵抗が大きくなり、同期リアクタンスをさらに小さくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ロータの他方の側面にさらに第2のステータを配置することにより、エアギャップが合計で4カ所の2ロータ4エアギャップ型となり、さらに磁気抵抗が大きくでき、同期リアクタンスをさらに小さくすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ロータマグネットとして焼結式希土類磁石やボンド式希土類磁石が用いられることにより、よりトルク定数を大きくすることができ、始動電流の低減や始動時間を短くすることができ、始動時の大電流によるバッテリーの容量低減を抑えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、分数スロットを有するステータコアに集中巻で巻線を施すことにより、ステータの巻線抵抗を小さくでき、エネルギー変換効率を高めることができる。ここで、本発明の言う「分数スロット」とは、〔ステータのスロット数〕÷〔相数×極数〕=分数となるスロットを言う。
請求項5に記載の発明によれば、透磁率が低く、磁束密度の高い電磁鋼板あるいは冷延鋼板や熱延鋼板をステータコアやバックヨークに用いることにより、同期リアクタンスを小さくでき、発電機として動作するときの出力電圧を高くすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、ロータバックヨークとして円盤状の冷延鋼板や熱延鋼板を1枚ないし複数枚を軸方向に積層したものを用いることにより、永久磁石の直流磁束の透過性がよい反面、ステータから発生する交流磁束が渦電流などにより通過しにくくなり、磁気抵抗を大きくし同期リアクタンスを小さくすることができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電動機の駆動システムの回路構成図であり、図2は、本発明の電動機の駆動システムに用いられるアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータの模式図である。
図1に示すように、本発明の電動機の駆動システムは、バッテリー電源110と電動機の回生エネルギーが充電されるキャパシタ120とを並列に接続してなる電源回路100と、フライホイールダイオード210を逆並列に接続したスイッチング素子220からなる多相インバータ回路200と、多相インバータ回路200を介して電源回路10に接続される電動機300とを備えている。
バッテリー電源110は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池などに代表される一般的な直流電源としての商用電池が用いられる。本発明において、バッテリー電源110の容量や電圧などは、駆動システムの仕様に応じて任意に変更可能である。
キャパシタ120は、電解コンデンサや大容量の電気二重層キャパシタが用いられており、これに高周波数特性のよいセラミックキャパシタやフィルムキャパシタなどをさらに併用したものであってもよい。
キャパシタ120の容量は、電動機300が運転走行−慣性走行−制動停止の1サイクルにおける平均の回生エネルギーをPr、コンデンサ電圧をVcとした場合、
C・Vc2/2=Pr
より求められるCの値よりも大きく設定されていることが好ましい。
C・Vc2/2=Pr
より求められるCの値よりも大きく設定されていることが好ましい。
多相インバータ回路200は、フライホイールダイオード210を逆並列に接続した例えばパワートランジスタやMOSFETなどスイッチング素子220を電流方向に沿って上流側と下流側となるように一対に設けた直列回路を有し、この直列回路がU相,V相,W相の3相分備えている。
直列回路のスイッチング素子220の相互接続点には、電動機300の各相巻線の非結線端が各相毎に接続されている。この電動機300の回転制御は、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)もしくはPAM(Pulse Amplitude Modulatio:パルス振幅変調)、あるいは、120°通電や180°通電により制御されている。
図2に示すように、電動機300は、円盤状に形成されたステータ310と、ステータ310の両側面に所定の空隙(ギャップ)をもって対向的に配置される一対のロータ320,320とを備える、いわゆるアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータが用いられている。各ロータ320,320は回転駆動力を出力するロータ出力軸330に同軸的に固定されている。
アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータ300には、ブラシレスDCモータの通電制御用としてロータ320の図示しない位置センサを備えている。位置センサは、ホール素子や光センサなどの一般的な位置センサが用いられるが、センサレス方式であってもよい。
ステータ310には、ロータ出力軸4の回転軸線を中心軸として環状に配置された複数個(この例では9個(9スロット))のステータコア311が含まれており、各ステータコア311の外周に巻線が多重に巻回されている。
ステータ310の各ステータコア311の間には、巻線が巻回されるスロットが設けられているが、本発明において、ステータ310のスロットは分数スロットであり、分数スロットに巻線が集中巻で巻回されている
これによれば、分数スロットを有するステータコアに集中巻で巻線を施すことにより、ステータの巻線抵抗を小さくでき、エネルギー変換効率を高めることができる。ここで、本発明のいう「分数スロット」とは、〔ステータのスロット数〕÷〔相数×極数〕=分数となるスロット数をいう。
ステータコア330は、同期リアクタンスを小さくしトルク定数を大きくするため、磁束密度が高く透磁率の低い材料が用いられていることが好ましい。すなわち、珪素の含有量の少ない低級な電磁鋼板(好ましくはJIS−C−2552の50A400あるいは35A360より低級な電磁鋼板、例えば50A1300)の冷延鋼板や熱延鋼板のほか、粉体成型された圧粉鉄心などが用いられる。
ロータ320,320は、それぞれ同一の構成であるため、以下の説明ではいずれか一方のみを説明し、いずれか他方の説明は省略する。ロータ320は、円盤状のロータバックヨーク321を有し、同ロータバックヨーク321には、上記ステータコア330に対向するようにロータマグネット322が配置されている。
ロータバックヨーク321は、上述したステータコア330と同じく同期リアクタンスを小さくしトルク定数を大きくするため、磁束密度が高く透磁率の低い材料が用いられていることが好ましく、より好ましくは、円盤状の冷延鋼板または熱延鋼板を1枚もしくは複数枚軸方向に積層したものからなる
すなわち、ロータバックヨーク321は、珪素の含有量の少ない低級な電磁鋼板(好ましくはJIS−C−2552の50A400あるいは35A360より低級な材料、例えば50A1300)や、冷延鋼板や熱延鋼板のほか、粉体成型された圧粉鉄心などが用いられる。
ロータマグネット322は、焼結式希土類磁石および/またはボンド式希土類磁石からなる。より具体的には、ネオジウム−鉄−ボロン系磁石,サマリウム−コバルト系磁石,サマリウム−鉄−窒素系などの希土類磁石が好ましく用いられるが、これ以外にフェライト系磁石などの永久磁石であってもよい。
本発明において、ロータ300は、ロータマグネット322がステータコア330のティース面に対向する構造、いわゆるSPM(Surface Permanent Magnet)構造であり、かつ、q軸インダクタンスとd軸インダクタンスの差が±10%以内に抑えられている。
この例において、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータ300は、1つのステータ310の両側面に2個のロータ320を配置してなる、いわゆる2ロータ2エアギャップ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータであるが、これ以外に、図3に示すように、ロータ320の他方の外側面(反ステータ310対向面)にさらに、第2のステータとしての補助ステータ340を配置してもよい。
これによれば、ロータ320の両面にエアギャップが形成された、いわゆる2ロータ4エアギャップ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータ300Aが構築されることにより、エアギャップが増えた分、磁気抵抗が大きくなり、同期リアクタンスをさらに小さくすることができ、ひいては回生エネルギーが増大する。
ただし、このようにエアギャップを増やした場合は、ギャップ長さが大きくなり、磁束が通りにくくなるので、ロータマグネット322の厚さを厚くして、磁束密度を補償することが好ましい。
このアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータ300を例えば電動アシスト付き自転車やハイブリッド自動車などの電動機の駆動システムに用いた場合、慣性走行や制動時には、電動機300は発電機として回生エネルギーを生成し、回生エネルギーはキャパシタ110に蓄えられ、さらにはバッテリーに充電される。図4は、回生動作時における本システムの等価回路である。
図5(a)はラジアルエアギャップ型電動機の電圧ベクトル図であり、図5(b)は、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータの電圧ベクトル図である。これによれば、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータ300は、ラジアルエアギャップ型電動機に比べて、同期リアクタンスXaが小さいため、同一電流iを流した場合であっても、電圧降下Xa・iが低くなり、出力電圧Vtaが高くなる。
換言すれば、電動機内部で誘起される電圧が同じであっても、同期リアクタンスXr,Xaによる電圧降下Xr・i,Xa・iの大小が出力電圧Vtr・Vtaの高低に直接的な影響を与えるため、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータは、同期リアクタンスXaが小さいので、電圧降下Xa・iが小さくなる。その結果、出力電圧が高くなり、回生エネルギーが大きくなる。また、ステータ巻線のインダクタンスが小さいということは、過渡応答特性も良好になるので、すばやく回生エネルギーを電源側に帰還させることもできる。
これは以下の数式からも明らかである。図6(a)および(b)を参照して、本発明の駆動システムに用いられるアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータは、アンペアの周回積分の法則から、以下の式(1)ように表される。
ここで、2NaIは〔起磁力〕、2lt/μ1S1は〔ステータコア部分の磁気抵抗〕、2ly1/μ2S2は〔ロータコアの磁気抵抗〕、4(g+m)/μ0S3は〔磁石とギャップ部分の磁気抵抗〕である。
また、Nrは〔巻数/ティース〕、Iは〔電流〕、ltは〔ティース磁路長〕、ly1は〔ロータヨーク磁路長〕、ly2は〔ステータヨーク磁路長〕、μ0は〔エアギャップとマグネットの透磁率〕、μ1は〔ティースの透磁率〕、μ2は〔バックヨークの透磁率〕、S0は〔ロータマグネットに対するステータティース先端部の面積〕、S1は〔ティースの断面積〕、S2は〔バックヨークの磁路断面積〕、gは〔ギャップ長さ〕、mは〔マグネット厚さ〕、Φは〔磁束〕である。
同様にラジアルエアギャップ型電動機の場合は、以下の式(6)のように表される。
ここで、2NrIは〔起磁力〕、〈2ly/μ1S1+ly1/μ1S2〉は、〔ステータコア部分の磁気抵抗〕、ly2/μ2S3は〔ロータコアの磁気抵抗〕、4(g+m)/μ0S4は〔磁石とギャップ部分の磁気抵抗〕であり、Nrは〔巻数/ティース〕、Iは〔電流〕、ltは〔ティース磁路長〕、ly1は〔ロータヨーク磁路長〕、ly2は〔ステータヨーク磁路長〕、μ0は〔エアギャップとマグネットの透磁率〕、μ1は〔ティースの透磁率〕、μ2は〔バックヨークの透磁率〕、S0は〔ロータマグネットに対するステータティース先端部の面積〕、S1は〔ティースの断面積〕、S2は〔バックヨークの磁路断面積〕、gは〔ギャップ長さ〕、mは〔マグネット厚さ〕、Φは〔磁束〕である。
ここで、2NrIは〔起磁力〕、〈2ly/μ1S1+ly1/μ1S2〉は、〔ステータコア部分の磁気抵抗〕、ly2/μ2S3は〔ロータコアの磁気抵抗〕、4(g+m)/μ0S4は〔磁石とギャップ部分の磁気抵抗〕であり、Nrは〔巻数/ティース〕、Iは〔電流〕、ltは〔ティース磁路長〕、ly1は〔ロータヨーク磁路長〕、ly2は〔ステータヨーク磁路長〕、μ0は〔エアギャップとマグネットの透磁率〕、μ1は〔ティースの透磁率〕、μ2は〔バックヨークの透磁率〕、S0は〔ロータマグネットに対するステータティース先端部の面積〕、S1は〔ティースの断面積〕、S2は〔バックヨークの磁路断面積〕、gは〔ギャップ長さ〕、mは〔マグネット厚さ〕、Φは〔磁束〕である。
図8(a),(b)を参照して、ラジアルエアギャップ型電動機のトルクTrは、次の式(11)で表される。
ここで、Kは〔定数〕、Drは〔ステータコアの外径〕、Dgは〔ロータの外径〕、lは〔ステータコア長さ〕、Acは〔アンペア導体数〕、Bは〔磁束密度〕である。
ここで、Kは〔定数〕、Drは〔ステータコアの外径〕、Dgは〔ロータの外径〕、lは〔ステータコア長さ〕、Acは〔アンペア導体数〕、Bは〔磁束密度〕である。
これに対し、図9(a),(b)を参照して、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータのトルクTaは、次の式(12)で表される。
ここで、Kは〔定数〕、Drは〔ステータコアの外径〕、Dgは〔ロータの外径〕、lは〔ステータコア長さ〕、Acは〔アンペア導体数〕、Bは〔磁束密度〕である。
ここで、Kは〔定数〕、Drは〔ステータコアの外径〕、Dgは〔ロータの外径〕、lは〔ステータコア長さ〕、Acは〔アンペア導体数〕、Bは〔磁束密度〕である。
DoとDgおよびDiとDgの間には経験的に、それぞれ以下のような相関関係がある。
Dg=γ・Dr(γ=0.6〜0.8≒0.7)
Di=δ・Do(δ=0.5〜0.7≒0.6)
ただし、Dr=Doとする
Dg=γ・Dr(γ=0.6〜0.8≒0.7)
Di=δ・Do(δ=0.5〜0.7≒0.6)
ただし、Dr=Doとする
ここで、図8に示すラジアルエアギャップ型ブラシレスDCモータと、図9に示すアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータとは、いずれもスロット数が6で極数が4であり、かつ、同じトルク(Tr=Ta)を発生させるため、電流は等しく、アンペア導体数(Ac)や磁束密度(B)も等しいものとする。また、外形寸法をDo=Dr=100(mm)、ラジアルモータの軸方向のコア積層寸法l=50(mm)とし、式(5)および式(10)から、リアクタンスXa,Xrを比較すると、
Xa/Xr=Na 2・Sa/2Nr 2Sr≒1/4
となり、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータの同期リアクタンスXaは、ラジアルエアギャップ型電動機の同期リアクタンスXrと比較して、約数分の1になることが分かる。これにより、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータの方が、高い出力電圧を電源側に供給することができる。
Xa/Xr=Na 2・Sa/2Nr 2Sr≒1/4
となり、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータの同期リアクタンスXaは、ラジアルエアギャップ型電動機の同期リアクタンスXrと比較して、約数分の1になることが分かる。これにより、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータの方が、高い出力電圧を電源側に供給することができる。
次に、図7に示すように、通常、バッテリー容量(Ah)は、放電電流に対して一定ではなく、放電電流が大きくなるにつれ、その容量が低減される。一般に、電動機は始動時に流れる電流が最も大きく、その始動電流を小さくすることにより、バッテリーの容量の低減防止に大きな効果がある。
これによれば、モータコア外径(Do)/軸方向コア積層寸法(l)>2となるような寸法条件を満たした場合に、アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータの方が同一電流に対して大きなトルクを出力することができる。その結果、トルク定数(=トルク/電流)を大きくすることができ、同じトルクを得るのに必要な始動電流を軽減したり、始動時間を短くすることができるため、バッテリーの放電持続時間を延ばすことができる。
以上説明したように、本発明によれば、電動機の駆動システムに2ロータ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータを用いることにより、
(1)電動機の回生エネルギーをより多く発生させることができるため、回生エネルギーを効率的に利用した電動機の駆動システムが得られる。
(2)電動機の始動電流を低く抑えることができるため、バッテリーの放電時間を長くすることができ、1回の充電による電動機の駆動時間を延ばすことができる。
(1)電動機の回生エネルギーをより多く発生させることができるため、回生エネルギーを効率的に利用した電動機の駆動システムが得られる。
(2)電動機の始動電流を低く抑えることができるため、バッテリーの放電時間を長くすることができ、1回の充電による電動機の駆動時間を延ばすことができる。
本発明の電動機の駆動システムは、電動アシスト式自転車やハイブリッド自動車、電車などへの適用が好適であるが、これ以外に、電動機が組み込まれているシステムの一部に組み込んで使用してもよい。
100 電源回路
110 バッテリー
120 キャパシタ
200 多相インバータ回路
210 フライホイールダイオード
220 スイッチング素子
300 電動機
310 ステータ
320,320 ロータ
340 補助ステータ
110 バッテリー
120 キャパシタ
200 多相インバータ回路
210 フライホイールダイオード
220 スイッチング素子
300 電動機
310 ステータ
320,320 ロータ
340 補助ステータ
Claims (6)
- バッテリー電源とキャパシタとを並列に接続してなる直流電源回路と、フライホイールダイオードを逆並列に接続したスイッチング素子からなる多相インバータ回路と、上記多相インバータ回路を介して上記電源回路に接続される電動機とを含み、上記電動機のロータの位置信号を上記多相インバータ回路の上記スイッチング素子に帰還して、上記電動機の巻線に流れる電流を切り換えることにより、回転磁界を作り界磁のロータにトルクを発生させる電動機の駆動システムにおいて、
上記電動機として、1つのステータと、上記ステータの両側に配置される2つのロータとをロータ出力軸の軸線方向に沿って所定の空隙をもって対向的に配置してなる2ロータ2エアギャップ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータを用い、
上記電動機は、トルクを発生するトルク発生モードまたは電気エネルギーを発生する発電モードで断続的に動作し、上記発電モードのときは、上記スイッチング素子をOFFして、上記ロータの回転により発電した電気エネルギーを上記バッテリー電源および上記キャパシタに帰還することを特徴とする電動機の駆動システム。 - 上記アキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータは、上記各ロータの他方の側面に第2のステータが所定の空隙をもってさらに対向的に配置してなる2ロータ4エアギャップ型のアキシャルエアギャップ型ブラシレスDCモータからなることを特徴とする請求項1に記載の電動機の駆動システム。
- 上記ロータには、焼結式希土類磁石またはボンド式希土類磁石からなるマグネットが用いられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動機の駆動システム。
- 上記ステータは分数スロットを有し、上記分数スロットに巻線が集中巻で巻回されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電動機の駆動システム。
- 上記ステータのステータコアおよび/または上記ロータのバックヨークには、JIS−C−2552の50A400あるいは35A60より低級となる磁束密度が高く透磁率の低い電磁鋼板あるいは冷延鋼板や熱延鋼板が用いられていることを特徴とする請求項1に記載の電動機の駆動システム。
- 上記ロータのバックヨークには、円盤状の冷延鋼板または熱延鋼板を1枚もしくは複数枚軸方向に積層したものからなることを特徴とする請求項1に記載の電動機の駆動システム。
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