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JP2008163144A - ビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法及びビニル・シス−ポリブタジエンゴム - Google Patents

ビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法及びビニル・シス−ポリブタジエンゴム Download PDF

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JP2008163144A JP2006353076A JP2006353076A JP2008163144A JP 2008163144 A JP2008163144 A JP 2008163144A JP 2006353076 A JP2006353076 A JP 2006353076A JP 2006353076 A JP2006353076 A JP 2006353076A JP 2008163144 A JP2008163144 A JP 2008163144A
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Abstract

【課題】従来のビニル・シス−ポリブタジエンゴムに比べ、押出加工性及び引張応力をさらに向上させたビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法を提供する。
【解決手段】溶解された1,2−ポリブタジエンと、1,3−ブタジエンと、炭化水素を主成分とする不活性有機溶媒との混合物を調製する第1工程と、第1工程で調整された混合物に水、有機アルミニウム化合物及び可溶性コバルト化合物からなる触媒、又は、ニッケル化合物、有機アルミニウム化合物及びフッ素化合物からなる触媒を添加して、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合する第2工程と、第2工程で得られた重合反応混合物中の1,3−ブタジエンをシンジオタクチック−1,2重合する第3工程と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、押出加工性及び引張応力に優れたビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法に関する。
従来から、ビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造は、ベンゼン、トルエン及びキシレンなどの炭化水素を主成分とする不活性有機溶媒中において、所定の触媒を用いて、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合し、続いて、シンジオタクチック−1,2重合(以下、「1,2重合」とする)する方法により行われている。
上記の製造方法として、例えば、特許文献1及び特許文献2には、以下のような方法が開示されている。まず、前記の不活性有機溶媒中において、水、可溶性コバルト化合物、及び一般式AlRn3-n(但し、Rは炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はシクロアルキル基であり、Xはハロゲン元素であり、nは1.5〜2の数字である)により表される有機アルミニウムクロライドから得られる触媒を用いて、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合し、ブタジエンゴムを製造する。次いで、この重合系に、1,3−ブタジエン及び前記溶媒を添加し(但し、1,3−ブタジエン及び前記溶媒のいずれか一方のみを添加しても、いずれも添加しなくてもよい)、さらに、可溶性コバルト化合物、一般式AlR3(但し、Rは炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はシクロアルキル基である)により表される有機アルミニウム化合物、及び二硫化炭素から得られる触媒を存在させて、1,3−ブタジエンを1,2重合してビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造する。
また、特許文献3には、n−ブタン、シス−2−ブテン、トランス−2−ブテン及びブテン−1などのC留分を主成分とする不活性有機溶媒中において、ビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造する方法が開示されている。この方法により製造されたゴム組成物が含有する1,2−ポリブタジエンは短繊維結晶であり、その短繊維結晶の長軸長さの分布は繊維長さの98%以上が0.6μm未満であり、70%以上が0.2μm未満であって、得られたゴム組成物は、シス−1,4−ポリブタジエンゴムの成形性、引張応力、引張強さ及び耐屈曲亀裂成長性などを改良するものであることが記載されている。
特公昭49−17666号公報 特公昭49−17667号公報 特開2000−44633号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の方法により製造されたビニル・シス−ポリブタジエンゴムは、1,2−ポリブタジエン短繊維結晶の、マトリクス成分であるブタジエンゴム中への極微細分散が十分でないため、成形性、引張応力、引張強さ及び耐屈曲亀裂成長性などの点で必ずしも十分な効果を得られないという問題がある。
一方、特許文献3の方法により製造されたビニル・シス−ポリブタジエンゴムは、成形性、引張応力、引張強さ及び耐屈曲亀裂成長性などに優れるものの、成形性の更なる向上をはじめ、用途によっては種々の特性の改良が望まれている。
そこで、本発明は、従来のビニル・シス−ポリブタジエンゴムに比べ、押出加工性及び引張応力をさらに向上させたビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造することが可能なビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合する際に、溶解された1,2−ポリブタジエンと、1,3−ブタジエンと、炭化水素を主成分とする不活性有機溶媒との混合物を予め調製することによって、従来のビニル・シス−ポリブタジエンゴムに比べ、押出加工性及び引張応力をさらに向上させたビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造することができることを見出した。すなわち、本発明は、溶解された1,2−ポリブタジエンと、1,3−ブタジエンと、炭化水素を主成分とする不活性有機溶媒との混合物を調製する第1工程と、第1工程で調整された混合物に水、有機アルミニウム化合物及び可溶性コバルト化合物からなる触媒、又は、ニッケル化合物、有機アルミニウム化合物及びフッ素化合物からなる触媒を添加して、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合する第2工程と、第2工程で得られた重合反応混合物中の1,3−ブタジエンをシンジオタクチック−1,2重合する第3工程と、を備えたことを特徴とするビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法である。
本発明に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法において、前記1,2−ポリブタジエンは、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンであることが好ましく、前記1,2−ポリブタジエンの融点は、100℃〜200℃であることが好ましい。
また、前記第3工程は、第2工程で得られた重合反応混合物中に、可溶性コバルト化合物、一般式AlR3(但し、Rは炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はシクロアルキル基である)により表される有機アルミニウム化合物、及び二硫化炭素からなる触媒を存在させて、1,3−ブタジエンをシンジオタクチック−1,2重合することが好ましい。
本発明に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法によれば、従来のビニル・シス−ポリブタジエンゴムに比べ、押出加工性及び引張応力をさらに向上させたビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造することができる。得られたビニル・シス−ポリブタジエンゴムをタイヤ用途などに用いた場合、製造工程においてその優れた加工性により作業性を向上することができる。
本発明に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法は、溶解された1,2−ポリブタジエンと、1,3−ブタジエンと、炭化水素を主成分とする不活性有機溶媒との混合物に所定の触媒を添加して、1,3−ブタジエンのシス−1,4重合を行い、続いて1,2重合を行うことによってビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造することを特徴とする。
第1工程
本発明に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法において使用する1,2−ポリブタジエンは、コバルト化合物、一般式AlR3で表せる有機アルミニウム化合物及び二硫化炭素、並びに、必要に応じてアルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、ニトリル、スルホキシド、アミド及び燐酸エステルからなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物、からなる触媒を用い、1,3−ブタジエンを重合することにより製造される。前記1,2−ポリブタジエンの1,2構造含有率は、40〜99%が好ましく、50〜90%が特に好ましい。また、前記1,2−ポリブタジエンは、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンであることが好ましい。前記1,2−ポリブタジエンの融点は、100℃〜200℃であることが好ましく、100℃〜180℃であることがさらに好ましい。また、前記1,2−ポリブタジエンの還元粘度(ηsp/c)は、0.1〜5が好ましく、0.3〜3が特に好ましい。
本発明に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法において使用する不活性有機溶媒としては、トルエン、ベンゼン及びキシレン等の芳香族炭化水素、n−ヘキサン、ブタン、ヘプタン及びペンタン等の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン及びシクロペンタン等の脂環族炭化水素、上記のオレフィン化合物及びシス−2−ブテン、トランス−2−ブテン等のオレフィン系炭化水素、ミネラルスピリット、ソルベントナフサ及びケロシン等の炭化水素系溶媒、並びに塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒などが挙げられる。また、1,3−ブタジエンモノマーそのものを重合溶媒として用いてもよい。
上記の不活性有機溶媒の中でも、トルエン、シクロヘキサン、及びシス−2−ブテンとトランス−2−ブテンとの混合物などが好適に用いられる。
本発明に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法において、溶解された1,2−ポリブタジエンと、1,3−ブタジエンと、炭化水素を主成分とする不活性有機溶媒との混合物は、1,3−ブタジエン及び前記不活性有機溶媒に1,2−ポリブタジエンを溶解することより調製してもよい。1,2−ポリブタジエンが溶解し難い場合、30℃〜180℃に加熱し、溶解する。また、1,3−ブタジエンと前記不活性有機溶媒との混合物中において、上記の触媒系を用いて1,2−ポリブタジエンを合成して、溶解させて、混合物を調製してもよい。
第2工程
次に、第1工程で調整された混合物中の水分の濃度を調整する。水分の濃度は、シス−1,4重合で用いる有機アルミニウム化合物1モル当たり、好ましくは0.1〜1.4モル、特に好ましくは0.2〜1.2モルの範囲である。この範囲外では触媒活性が低下したり、シス−1,4構造含有率が低下したり、分子量が異常に低く又は高くなったりするため好ましくない。また、上記の範囲外では、重合時のゲルの発生を抑制することができず、このため重合槽などへのゲルの付着が起り、さらに連続重合時間を延ばすことができないので好ましくない。水分の濃度を調整する方法は、公知の方法が適用できる。多孔質濾過材を通して添加・分散させる方法(特開平4−85304号公報)も有効である。
上記のように水分の濃度を調整して得られた混合物に、有機アルミニウム化合物を添加する。有機アルミニウム化合物としては、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニウムクロライド、ジアルキルアルミニウムブロマイド、アルキルアルミニウムセスキクロライド、アルキルアルミニウムセスキブロマイド、及びアルキルアルミニウムジクロライドなどが挙げられる。
上記の有機アルミニウム化合物のうち、一般式AlR3(但し、Rは炭素原子数1〜10の炭化水素基である)により表わされるトリアルキルアルミニウムを好ましく用いることができる。トリアルキルアルミニウムの例としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリシクロヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリ−p−トリルアルミニウム、及びトリベンジルアルミニウムを挙げることができる。なお、トリアルキルアルミニウム内のアルキル基は、互いに同一でも、あるいは異なっていてもよい。
上記の有機アルミニウム化合物に加えて、ジメチルアルミニウムクロライド及びジエチルアルミニウムクロライドなどのジアルキルアルミニウムクロライド、セスキエチルアルミニウムクロライド及びエチルアルミニウムジクロライドなどの有機アルミニウムハロゲン化合物、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド及びセスキエチルアルミニウムハイドライドなどの水素化有機アルミニウム化合物を用いることもできる。これらの有機アルミニウム化合物は、2種類以上を併用することもできる。
有機アルミニウム化合物の使用量は、水、有機アルミニウム化合物及び可溶性コバルト化合物からなる触媒系を用いてシス−1,4重合する場合は、1,3−ブタジエン1モル当たり0.1ミリモル以上、特に0.5〜50ミリモルであることが好ましい。また、ニッケル化合物、有機アルミニウム化合物及びフッ素化合物からなる触媒系を用いてシス−1,4重合する場合は、1,3−ブタジエン1モル当たり1×10-5〜1×10-1モルであることが好ましい。
次いで、有機アルミニウム化合物を添加した混合物に可溶性コバルト化合物を添加して、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合する。可溶性コバルト化合物としては、炭化水素を主成分とする不活性有機溶媒又は液体1,3−ブタジエンに可溶なものであるか、又は均一に分散できる、例えば、コバルト(II)アセチルアセトナート及びコバルト(III)アセチルアセトナートなどコバルトのβ−ジケトン錯体、コバルトアセト酢酸エチルエステル錯体のようなコバルトのβ−ケト酸エステル錯体、コバルトオクトエート、コバルトナフテネート及びコバルトベンゾエートなどの炭素数6以上の有機カルボン酸のコバルト塩、塩化コバルトピリジン錯体及び塩化コバルトエチルアルコール錯体などのハロゲン化コバルト錯体などが用いられる。可溶性コバルト化合物の使用量は、1,3−ブタジエン1モル当たり0.001ミリモル以上、特に0.005ミリモル以上であることが好ましい。また、可溶性コバルト化合物に対する有機アルミニウム化合物のモル比(Al/Co)は10以上であり、特に50以上であることが好ましい。
また、可溶性コバルト化合物の代わりに、有機アルミニウム化合物を添加した混合物にニッケル化合物及びフッ素化合物を添加して、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合してもよい。この場合、水は、シス−1,4重合触媒の成分として添加しても、添加しなくてもよい。
上記のニッケル化合物としては、ニッケルの塩や錯体が好ましく用いられる。特に好ましいものとして、塩化ニッケル及び臭化ニッケルなどのハロゲン化ニッケル、硝酸ニッケルなどの無機酸のニッケル塩、オクチル酸ニッケル、酢酸ニッケル、ニッケルオクトエートなどの炭素原子数1〜18のカルボン酸ニッケル、ナフテン酸ニッケル、マロン酸ニッケル、ニッケルのビスアセチルアセトナート及びトリスアセチルアセトネート、アセト酢酸エチルエステルなどのニッケル錯体、ハロゲン化ニッケルのトリアリールホスフィン錯体、トリアルキルホスフィン錯体、ピリジン錯体及びピコリン錯体等の有機塩基錯体、並びにエチルアルコール錯体などの各種錯体を挙げることができる。ニッケル化合物の使用量は、1,3−ブタジエン1モル当たり1×10-7〜1×10-3モルであることが好ましい。
フッ素化合物としては、三フッ化ホウ素のエーテル、アルコール、又はこれらの混合物の錯体、あるいはフッ化水素のエーテル、アルコール、又はこれらの錯体の混合物が好ましく用いられる。特に好ましいものとして、三フッ化ホウ素ジエチルエーテレート、三フッ化ホウ素ジブチルエーテレート、フッ化水素ジエチルエーテレート、及びフッ化水素ジブチルエーテレートを挙げることができる。フッ素化合物の使用量は、1,3−ブタジエン1モル当たり1×10-4〜1モルであることが好ましい。
1,3−ブタジエンをシス−1,4重合する温度は、0℃を超えて100℃以下、好ましくは10〜100℃、さらに好ましくは20〜100℃である。重合時間は、10分〜2時間の範囲が好ましい。シス−1,4重合後のポリマー濃度が5〜26重量%となるように、シス−1,4重合を行うことが好ましい。重合は、重合槽(重合器)内にて溶液を攪拌混合して行う。重合に用いる重合槽としては、高粘度液攪拌装置付きの重合槽、例えば特公昭40−2645号公報に記載された装置を用いることができる。
シス−1,4重合時に、公知の分子量調節剤、例えばシクロオクタジエン、アレン、メチルアレン(1,2−ブタジエン)などの非共役ジエン類、又はエチレン、プロピレン、ブテン−1などのα−オレフィン類を使用することができる。また、重合時のゲルの生成をさらに抑制するため、公知のゲル化防止剤を使用することができる。
シス−1,4重合で得られるポリブタジエンのシス−1,4構造含有率は90%以上、特に95%以上であることが好ましい。ムーニー粘度(ML1+4,100℃。以下、「ML」とする)は10〜130、特に15〜80が好ましい。5%トルエン溶液粘度(Tcp)は、25〜250であることが好ましい。
また、シス−1,4重合で得られるポリブタジエンは実質的にゲル分を含有しない。
第3工程
次に、第2工程で得られた重合反応混合物中の1,3−ブタジエンをシンジオタクチック−1,2重合する。その際に、得られたシス−1,4重合物に、1,3−ブタジエンを添加しても添加しなくてもよい。また、この1、2重合する際に、一般式AlR3 により表される有機アルミニウム化合物及び二硫化炭素、並びに、必要に応じて前記の可溶性コバルト化合物を添加して1,3−ブタジエンを1,2重合することが好ましく、さらに、1,2重合する際に、重合系に水を添加してもよい。
前記の一般式AlR3 により表される有機アルミニウム化合物としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリn−ヘキシルアルミニウム及びトリフェニルアルミニウムなどが好適である。有機アルミニウム化合物は、1,3−ブタジエン1モル当たり0.1ミリモル以上、特に0.5〜50ミリモルが好ましい。二硫化炭素の濃度は、20ミリモル/L以下、特に好ましくは0.01〜10ミリモル/Lである。二硫化炭素の代替として、公知のイソチオシアン酸フェニルやキサントゲン酸化合物を使用してもよい。水は、有機アルミニウム化合物と接触させた後、重合系に添加することが好ましい。水の添加量は、有機アルミニウム化合物1モル当たり0.1〜1.5モルが好ましい。
1,2重合する温度は、−5〜100℃が好ましく、特に−5〜80℃が好ましい。1,2重合する際の重合系には、前記のシス重合液100重量部当たり1〜50重量部、好ましくは1〜20重量部の1,3−ブタジエンを添加する。これにより、1,2重合時の1,2−ポリブタジエンの収量を増大させることができる。重合時間は、10分〜2時間の範囲が好ましい。1,2重合後のポリマー濃度が9〜29重量%となるように、1,2重合を行うことが好ましい。重合は重合槽(重合器)内にて重合溶液を攪拌混合して行う。1,2重合に用いる重合槽としては、1,2重合中は更に高粘度となり、ポリマーが付着しやすいので、高粘度液攪拌装置付きの重合槽、例えば特公昭40−2645号公報に記載された装置を用いることができる。
重合反応が所定の重合率に達した後、常法に従って公知の老化防止剤を添加することができる。老化防止剤としては、フェノール系の2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、リン系のトリノニルフェニルフォスファイト(TNP)、並びに硫黄系の4.6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール及びジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート(TPL)などが挙げられる。これらを単独でも2種以上組み合わせて用いてもよく、老化防止剤の添加はビニル・シス−ポリブタジエン100重量部に対して0.001〜5重量部である。
重合反応は、重合溶液にメタノール及びエタノールなどのアルコール、又は水などの極性溶媒を大量に投入する方法、塩酸及び硫酸などの無機酸、酢酸及び安息香酸などの有機酸、又は塩化水素ガスを重合溶液に導入する方法など、それ自体公知の方法を用いて停止する。次いで、通常の方法に従い、生成したビニル・シス−ポリブタジエンを分離、洗浄、続いて乾燥する。
このようにして得られたビニル・シス−ポリブタジエンの沸騰n−ヘキサン不溶分(H.I)の割合は、3〜60重量%であることが好ましく、特に10〜40重量%が好ましい。また、沸騰n−ヘキサン可溶分は、ミクロ構造が80%以上のシス−1,4−ポリブタジエンである。
上記の方法によって製造されたビニル・シス−ポリブタジエンゴムにおいては、融点が170℃以上である1,2−ポリブタジエンの、マトリクス成分であるシス−ポリブタジエンゴム中への分散性が著しく向上される。その結果、得られるビニル・シス−ポリブタジエンゴムは、押出加工性及び引張応力などの特性が優れたものとなる。また、特許文献3に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法と比較した場合、使用できる不活性有機溶媒が特定の種類に限定されず、さらに、より高い重合温度でも同等の特性を有するビニル・シス−ポリブタジエンゴムを製造することができるという効果が得られる。
以下、実施例に基づいて本発明に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法を説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、本発明に係るビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法により製造されたビニル・シスポリブタジエンゴムの素ゴム、配合物及び加硫物の物性は、以下のようにして測定した。
ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、JIS K6300に準拠し、100℃にて予熱1分測定4分の値をムーニー粘度計(島津製作所製、SMV−202)により測定した。
沸騰n−ヘキサン不溶分(H.I、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン成分)の融点、融解熱量及び結晶化温度は、試料約10mg、昇温速度10℃/minとした場合の値を示差走査熱量計(島津製作所製、DSC−50)により測定した。
沸騰n−ヘキサン不溶分(H.I)は、示差走査熱量計(島津製作所製、DSC−50)により測定した融解熱量と、実測H.I測定法で得られたH.Iの検量線から求めた。実測H.I測定法においては、スターラー撹拌したn−ヘキサン350mlに、精秤したビニル・シス−ポリブタジエン5gをマッチの頭大の大きさに刻んで投入し、溶解させた。次に、この溶液を予め精秤した円筒濾紙(86R、20×100mm。アドバンテック社製)で濾過した。濾紙に残った不溶部は、n−ヘキサンで3時間ソックスレー抽出を行ない、60℃で3時間真空乾燥させ精秤して、H.Iの割合(重量%)を算出した。
ηsp/cは、沸騰n−ヘキサン不溶分の分子量の大きさの目安として、0.20g/dlのテトラリン溶液から135℃で還元粘度を測定した。
ダイ・スウェル比は、配合物の押出加工性の目安として、加工性測定装置(モンサント社製、MPT)を用いて、100℃、100sec−1のせん断速度で、押出時の配合物の断面積とダイオリフィス断面積(但し、L/D=1.5mm/1.5mm)の比を測定した。また、比較例1を100とし、指数を算出した。数値が小さいほど押出し加工性が良好なことを示す。
引張弾性率は、JIS K6251に準拠して引張弾性率M100を測定した。また、比較例1を100とし、指数を算出した。数値が大きいほど引張応力が高いことを示す。
(実施例1)
ヘリカル羽根を備えチッソ置換を終えた1.9Lステンレス製オートクレーブに、示差走査熱量計(島津製作所製、DSC−50)で測定した融点が127.2℃(ピークトップの温度)、融解熱量が26.0J/g、ηsp/cが0.73のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末を0.5g導入した後、チッソ置換を5kg/cmで5回行った。次に、1,3−ブタジエン、2−ブテン及びシクロヘキサンの重量比が3:3:4からなる混合液(FB)を1,050ml導入した。撹拌スピードは600回転/分とした。二硫化炭素(CS)のシクロヘキサン溶液(0.25M)1.05ml及び水49.5mgを添加し、25℃で30分間保持した。次に、ジエチルアルミニウムクロライド(DEAC)のシクロヘキサン溶液(2.0M)2.25ml、ジラウリル−3,3’−ジチオプロピオネート(TPL)のシクロヘキサン溶液(0.02M)0.75ml、及び1,5−シクロオクタジエン(COD)のシクロヘキサン溶液(5.0M)2.58mlを添加し、25℃で5分間反応させた。その後、溶液を60℃に昇温し、直ちにオクテン酸コバルト(Co(Oct))のシクロヘキサン溶液(5.0mM)1.5mlを添加して、60℃で20分間シス−1,4重合を行った。次に、トリエチルアルミニウム(TEA)のシクロヘキサン溶液(2.0M)3.375mlを添加し、2分後に水を46.8mg、さらに5分後にオクテン酸コバルト(Co(Oct))のシクロヘキサン溶液(0.05M)1.8mlを添加して、60℃で20分間1,2重合を行った。重合停止は、n−ヘプタンとエタノールの1:1混合液である「イルガノックス」(登録商標)1076(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)の5%溶液を5ml加え、オートクレーブを氷水で冷やしながら放圧して行った。圧力が常圧に戻った後、重合物をバットに回収し、100℃で5時間真空乾燥した。シス−1,4重合条件を表1に、1,2重合条件を表2に、重合結果を表3に示す。
(実施例2)
シス−1,4重合時のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末の添加量を1.0g、1,5−シクロオクタジエン(COD)のシクロヘキサン溶液(5.0M)の添加量を2.62ml、1,2重合時の水の添加量を54.0mg、オクテン酸コバルト(Co(Oct))のシクロヘキサン溶液(0.05M)の添加量を2.0mlとした以外は、実施例1と同様の方法によりビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造を行った。シス−1,4重合条件を表1に、1,2重合条件を表2に、重合結果を表3に示す。
(実施例3)
シス−1,4重合時のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末の添加量を1.5g、1,5−シクロオクタジエン(COD)のシクロヘキサン溶液(5.0M)の添加量を2.80ml、重合時間を30分とした以外は実施例1と同様の方法によりビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造を行った。シス−1,4重合条件を表1に、1,2重合条件を表2に、重合結果を表3に示す。
(実施例4)
ヘリカル羽根を備えチッソ置換を終えた1.9Lステンレス製オートクレーブに、示差走査熱量計(島津製作所製、DSC−50)で測定した融点が127.2℃(ピークトップの温度)、融解熱量が26.0J/g、ηsp/cが0.73のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末を5.6g導入した後、チッソ置換を5kg/cmで5回行った。次に、1,3−ブタジエン、2−ブテン及びシクロヘキサンの重量比が3:3:4からなる混合液(FB)を1,200ml導入した。撹拌スピードは600回転/分とした。二硫化炭素(CS)のシクロヘキサン溶液(0.25M)1.4ml、水65.9mgを添加し、25℃で30分間保持した。次に、ジエチルアルミニウムクロライド(DEAC)のシクロヘキサン溶液(2.0M)3.0ml、ジラウリル−3,3’−ジチオプロピオネート(TPL)のシクロヘキサン溶液(0.02M)1.0ml、及び1,5−シクロオクタジエン(COD)のシクロヘキサン溶液(5.0M)4.68mlを添加し、25℃で5分間反応させた。その後、溶液を60℃に昇温し、直ちにオクテン酸コバルト(Co(Oct))のシクロヘキサン溶液(5.0mM)2.0mlを添加して、60℃で30分間シス−1,4重合を行った。次に、トリエチルアルミニウム(TEA)のシクロヘキサン溶液(2.0M)4.5mlを添加し、2分後にオクテン酸コバルト(Co(Oct))のシクロヘキサン溶液(0.05M)2.0mlを添加し、60℃で18分間1,2重合を行った。重合停止は、n−ヘプタンとエタノールの1:1混合液である「イルガノックス」(登録商標)1076(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)の5%溶液を5ml加え、オートクレーブを氷水で冷やしながら放圧して行った。圧力が常圧に戻った後、重合物をバットに回収し、100℃で5時間真空乾燥した。シス−1,4重合条件を表1に、1,2重合条件を表2に、重合結果を表3に示す。
(比較例1)
不活性有機溶媒として、ベンゼン−C4留分混合溶媒(ベンゼン30重量%とシス−2−ブテンを主成分とするC4留分39重量%の混合溶媒)を用いて製造したビニル・シス−ポリブタジエンゴム(宇部興産社製、UBEPOL−VCR412)である。このビニル・シス−ポリブタジエンゴムの物性を測定したところ、ML1+4=43、沸騰n−ヘキサン不溶分(H.I)=11.1%、H.Iの融点=201.4℃、H.Iのηsp/c=1.87、沸騰n−ヘキサン可溶分のML1+4=32、沸騰n−ヘキサン可溶分のシス−1,4構造=97.5%であった。
前記実施例1〜4及び比較例1で得られたビニル・シス−ポリブタジエンゴムを、表4の配合表に従ってプラストミルでカーボンブラック、プロセスオイル、亜鉛華、ステアリン酸及び老化防止剤を加えて混練する一次配合を実施し、次いで、ロールにて加硫促進剤及び硫黄を添加する二次配合を実施して、配合物を作製した。この配合物を用いて、ダイ・スウェル比を測定した。さらに、この配合物を目的物性に応じて成型し、150℃にてプレス加硫して加硫物を得た後、引張弾性率M100を測定した。配合物及び加硫物の物性測定結果について、比較例1を100とした指数を表5に示す。表5の結果から、実施例1〜4で得られたビニル・シス−ポリブタジエンゴムを用いた場合、比較例1と比べ、配合物及び加硫物の押出加工性及び引張応力が向上していることが分かる。
(実施例5)
ヘリカル羽根を備えチッソ置換を終えた1.9Lステンレス製オートクレーブに、示差走査熱量計(島津製作所製、DSC−50)で測定した融点が124℃(ピークトップの温度)、融解熱量が33.5J/g、ηsp/cが0.62のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末を0.5g導入した後、チッソ置換を5kg/cmで5回行った。次に、1,3−ブタジエン、2−ブテン及びシクロヘキサンの重量比が3:3:4からなる混合液(FB)を700ml導入した。撹拌スピードは600回転/分とした。二硫化炭素(CS)のシクロヘキサン溶液(0.25M)0.7ml及び水30.7mgを添加し、25℃で30分間保持した。次に、ジエチルアルミニウムクロライド(DEAC)のシクロヘキサン溶液(2.0M)1.5ml、ジラウリル−3,3’−ジチオプロピオネート(TPL)のシクロヘキサン溶液(0.02M)0.5ml及び1,5−シクロオクタジエン(COD)のシクロヘキサン溶液(5.0M)1.7mlを添加し、25℃で5分間反応させた。その後、溶液を60℃に昇温し、直ちにオクテン酸コバルト(Co(Oct))のシクロヘキサン溶液(5.0mM)1.0mlを添加して、60℃で20分間シス−1,4重合を行った。次に、トリエチルアルミニウム(TEA)のシクロヘキサン溶液(2.0M)2.25mlを添加し、2分後に水を54.0mg、さらに5分後にオクテン酸コバルト(Co(Oct))のシクロヘキサン溶液(0.05M)1.2mlを添加し、60℃で20分間1,2重合を行った。重合停止は、n−ヘプタンとエタノールの1:1混合液である「イルガノックス」(登録商標)1076(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)の5%溶液を5ml加え、オートクレーブを氷水で冷やしながら放圧して行った。圧力が常圧に戻った後、重合物をバットに回収し、100℃で5時間真空乾燥した。シス−1,4重合条件を表6に、1,2重合条件を表7に、重合結果を表8に示す。
(実施例6)
シス−1,4重合時のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末の添加量を1.0g、1,2重合時の水の添加量を27.0mgとした以外は、実施例5と同様の方法によりビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造を行った。シス−1,4重合条件を表6に、1,2重合条件を表7に、重合結果を表8に示す。
(実施例7)
シス−1,4重合時のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末の添加量を2.0g、1,2重合時の水の添加量を9.0mgとした以外は、実施例5と同様の方法によりビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造を行った。シス−1,4重合条件を表6に、1,2重合条件を表7に、重合結果を表8に示す。
(実施例8)
シス−1,4重合時のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末の添加量を3.12g、1,2重合時の水の添加量を18.0mgとした以外は、実施例5と同様の方法によりビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造を行った。シス−1,4重合条件を表6に、1,2重合条件を表7に、重合結果を表8に示す。
(実施例9)
シス−1,4重合時のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末の添加量を3.12gとした以外は、実施例5と同様の方法によりビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造を行った。シス−1,4重合条件を表6に、1,2重合条件を表7に、重合結果を表8に示す。
(比較例2)
シス−1,4重合時にシンジオタクチック−1,2−ポリブタジジエン(SPB)粉末を添加しなかったこと以外は、実施例5と同様の方法によりビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造を行った。シス−1,4重合条件を表6に、1,2重合条件を表7に、重合結果を表8に示す。
前記の実施例5〜9及び比較例2で得られたビニル・シス−ポリブタジエンゴムの電子顕微鏡写真を図1〜6に示す。電子顕微鏡写真の観察は以下のようにして行なった。ビニル・シス−ポリブタジエンゴムを2mm角のサンプルに切りだし、一塩化硫黄:二硫化炭素=1:1溶液中に72時間浸漬して、ビニル・シス−ポリブタジエンゴムのシス部分の二重結合を選択的に加硫した。アセトンで十分洗浄した後に3日間風乾した加硫物を、ミクロトームで超薄切片を切りだして四塩化オスミウム蒸気でVCRのビニル部分の二重結合を染色し、透過型電子顕微鏡(日立製、H−7100)で観察した。写真から明らかなように、比較例2と比べて、実施例5〜9のビニル・シス−ポリブタジエンゴムでは、融点が170℃以上である1,2−ポリブタジエンの、マトリクス成分であるシス−ポリブタジエンゴム中への分散性が著しく向上している。
実施例5に係る電子顕微鏡写真である。 実施例6に係る電子顕微鏡写真である。 実施例7に係る電子顕微鏡写真である。 実施例8に係る電子顕微鏡写真である。 実施例9に係る電子顕微鏡写真である。 比較例2に係る電子顕微鏡写真である。

Claims (5)

  1. 溶解された1,2−ポリブタジエンと、1,3−ブタジエンと、炭化水素を主成分とする不活性有機溶媒との混合物を調製する第1工程と、
    第1工程で調整された混合物に水、有機アルミニウム化合物及び可溶性コバルト化合物からなる触媒、又は、ニッケル化合物、有機アルミニウム化合物及びフッ素化合物からなる触媒を添加して、1,3−ブタジエンをシス−1,4重合する第2工程と、
    第2工程で得られた重合反応混合物中の1,3−ブタジエンをシンジオタクチック−1,2重合する第3工程と、
    を備えたことを特徴とするビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法。
  2. 前記1,2−ポリブタジエンが、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンであることを特徴とする請求項1記載のビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法。
  3. 前記1,2−ポリブタジエンの融点が、100℃〜200℃であることを特徴とする請求項1又は2記載のビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法。
  4. 前記第3工程は、第2工程で得られた重合反応混合物中に、可溶性コバルト化合物、一般式AlR3(但し、Rは炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はシクロアルキル基である)により表される有機アルミニウム化合物、及び二硫化炭素からなる触媒を存在させて、1,3−ブタジエンをシンジオタクチック−1,2重合することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法。
  5. 請求項1乃至4いずれか記載のビニル・シス−ポリブタジエンゴムの製造方法によって製造されたビニル・シス−ポリブタジエンゴム。
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