JP2008019220A - 2剤式毛髪脱色剤、および2剤式染毛剤 - Google Patents
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【解決の手段】 第1剤に揮発性アルカリ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、高級アルコールを含有し、第2剤に酸化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、高級アルコールを含有する2剤式毛髪脱色剤において、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中にポリオキシエチレンアルキルエーテルが1.0〜6.0重量%含有され、かつ高級アルコールは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中に高級アルコールが2.0〜15.0重量%含有されている。2剤式染毛剤は、上記2剤式毛髪脱色剤の第1剤に、さらに酸化染料が含まれている。
【選択図】 なし
Description
毛髪の明度を明るくするためには、第1剤中のアンモニアの量を多くする必要があり、アンモニアによる刺激臭がさらに強くなり、消費者に不快感を増大させるという問題を生じている。アンモニアによる刺激臭の問題は毛髪脱色剤においても同様に生じている。このように毛髪脱色剤および染毛剤において、消費者に不快感を与えるアンモニアの刺激臭を低減することは、重要な課題になっている。
しかしながら、不揮発性アルカリは、毛髪を十分に明るい色合いに染色できず、しかも多量に用いた場合には、毛髪や頭皮への残留性が高く、毛髪の損傷や皮膚刺激の原因となる恐れがある。
このため、第1剤に着目し、毛髪や頭皮への残留性が低い揮発性アルカリであるアンモニアを用い、かつ第1剤のアンモニアによる刺激臭を抑制し、刺激臭を低減する試みがなされている。
しかしながら、第1剤中のアンモニアによる刺激臭を低減することができたとしても、実際に使用する場合は、第1剤と第2剤を混合して使用するため、混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭の低減において十分な効果を得ることができないものと推測される。また、第1剤を製造した直後において、アンモニアによる刺激臭が低減されていたとしても、第1剤の状態が安定せず、経時的に徐々にアンモニアによる刺激臭が増加するという問題があった。
、(B)HLBが10以上である非イオン性界面活性剤、(C)カチオン性界面活性剤、(D)高級アルコ−ル、(E)水及び(F)揮発性アルカリ剤の各成分を含有し、下記
×=d/(a+b+c)・・・1
3≦×≦12・・・2
(式中、aは(A)成分のモル数、bは(B)成分のモル数、cは(C)成分のモル数、 及びdは(D)成分のモル数を示す。)
の式を満たすことを特徴とする、毛髪化粧料が記載されている。
本発明では、揮発性アルカリを含有する第1剤からアンモニアによる刺激臭を低減することに注目するのではなく、実際に使用され不快とされる第1剤と第2剤混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭を低減する毛髪脱色剤および染毛剤を見出し、本発明を完成するに至った。
活性剤が炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであることを特徴としている。
そして、本発明において、アンモニアによる刺激臭を低減する方法として、炭素数が16以上のアルキル鎖長の高級アルコールやポリオキシエチレンアルキルエーテル等の界面活性剤を多く使用した場合、毛髪への浸透性が極端に低下し脱色力や染着力が悪くなることが推測されるが、本発明の毛髪脱色剤では、アンモニアによる刺激臭の低減を妨げることなく、脱色力を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明の毛髪脱色剤によれば、脱色力に優れ、経時的な安定性に優れているという効果を奏する。
.0重量%含有され、かつ高級アルコールは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中に高級アルコールが2.0〜15.0重量%含有されているもので、本発明の染毛剤によれば、実際に使用され消費者に不快とされる第1剤と第2剤の混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭を低減することができるという効果を奏する。
そして、本発明において、アンモニアによる刺激臭を低減する方法として、炭素数が16以上のアルキル鎖長の高級アルコールやポリオキシエチレンアルキルエーテル等の界面活性剤を多く使用した場合、毛髪への浸透性が極端に低下し脱色力や染着力が悪くなることが推測されるが、本発明の染毛剤では、アンモニアによる刺激臭の低減を妨げることなく、染着力を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明の染毛剤によれば、染毛力に優れ、経時的な安定性に優れているという効果を奏する。
また、本発明による染毛剤は、第1剤に揮発性アルカリ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、高級アルコール、および酸化染料を含有し、第2剤に酸化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、および高級アルコールを含有する2剤式染毛剤において、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中にポリオキシエチレンアルキルエーテルが1.0〜6.0重量%含有され、かつ高級アルコールは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中に高級アルコールが2.0〜15.0重量%含有されているものである。
上記の本発明の2剤式毛髪脱色剤、および染毛剤においては、第1剤、第2剤混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭の低減を図るものである。
、十分な毛髪の膨潤、ブリーチ力、染料の酸化重合を得ることができず、また4.0重量%を超えると、毛髪や皮膚へのダメージが強くなるだけであり、脱色力や染着力にほとんど影響を与えない。特にアルカリ剤としてアンモニアと炭酸水素アンモニウムおよびその塩類を組み合わせて用いることは、刺激臭の低減および皮膚への一次刺激抑制効果の点においてより好ましい。さらにその他のアルカリ剤として毛髪のダメージを考慮しながらモノエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、モノイソプロパノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カリウム、塩化アンモニウムなど一種または二種以上を少量組み合わせて用いても構わない。
、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルにおいて
、例えばアルケニル鎖をもつポリオキシエチレンオレイルエーテルは、刺激臭の低減には適さず、また側鎖をもつものよりも直鎖をもつアルキル鎖長を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルの方が好ましい。
、フロログルシン、没食子酸、レゾルシンおよびそれらの塩類として塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等、直接染料等が挙げられ、一種または二種以上を組み合わせて用いることができる
。第1剤、第2剤混合時の混合液中における酸化染料の含有量は好ましくは0.005〜8.0重量%であり、特に0.05〜5.0重量%がより好ましい。酸化染料の含有量が0.005%未満では十分な染毛力は得られにくく、また8.0重量%を超えて配合してもそれ以上の染毛力は得られにくく経済的ではない。
。カチオン界面活性剤の含有量が0.1重量%未満ではそれ以上の効果は得られず、また3重量%を超えると、アンモニアによる刺激臭を低減することが難しい。
、ポリオキシエチレンセチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテル硫酸ナトリウムおよびその他の塩類等が挙げられ、一種または二種以上を組み合わせて用いることができる。第1剤、第2剤混合時の混合液中にアニオン界面活性剤の含有量は、0.01〜1.5重量%であり、特に0.03〜0.75重量%がより好ましい。アニオン界面活性剤の含有量が0.01重量%未満ではそれ以上の効果は得られず、また1.5重量%を超えると、アンモニアによる刺激臭を低減することが難しい。
本発明において、リン酸塩類として有効なものを具体的に挙げると、リン酸アンモニウム、リン酸水素アンモニウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム等が挙げられ、一種または二種以上を組み合わせて用いることができる。第1剤、第2剤混合時の混合液中にリン酸塩類の含有量は、0.05重量%〜2.0重量%であり、特に0.2〜1.0重量%がより好ましい。リン酸塩類が0.05重量%未満では十分な染毛効果が得られず
、2.0重量%を超えると、それ以上の効果が得られない。
、毛髪のダメージが強くなり好ましくない。
本発明において、毛髪脱色剤および染毛剤は、第1剤、第2剤を任意の比率で混合でき
、特に混合比率は第1剤:第2剤=2:1〜1:3がより好ましい。
、シリコーン類、PH調整剤、植物抽出物類、紫外線吸収剤、HC染料、塩基性染料、タール色素、香料など、一般的にヘアカラーに用いられているものを適宜配合しても良い。
本発明の2剤式毛髪脱色剤として、下記の表1に示す組成を有する毛髪脱色剤を調製した。
また比較のために、下記の表2に示す組成を有する毛髪脱色剤を調製した。
本発明の2剤式染毛剤として、下記の表3に示す組成を有する染毛剤を調製した。
また比較のために、下記の表4に示す組成を有する染毛剤を調製した。
なお、下記表中の数値は、重量%を表わす。
上記の実施例1〜7による本発明の2剤式毛髪脱色剤、比較例1〜10の比較のための毛髪脱色剤、実施例8〜14による本発明の2剤式染毛剤、比較例11〜20の比較のための染毛剤について、それぞれ下記の評価試験を行い、得られた評価結果を、表5、表6
、表7、および表8に示した。
各例に示された第1剤と第2剤をカップに各20g(第1剤:第2剤=1:1)を量り取り、混合時におけるアンモニアの刺激臭を10名のパネラーで評価し、下記の4つの段階に区分した。
混合時のアンモニア臭
◎ :アンモニア臭がしない。
〇 :アンモニア臭がほとんどしない。
△ :若干アンモニア臭がする。
× :著しくアンモニア臭がする。
各例に示された第1剤と第2剤をカップに各20g(第1剤:第2剤=1:1)を量り取り混合した後、毛束に塗布している時のアンモニアの刺激臭を10名のパネラーで評価し、下記の4つの段階に区分した。
塗布時のアンモニア臭
◎ :アンモニア臭がしない。
〇 :アンモニア臭がほとんどしない。
△ :若干アンモニア臭がする。
× :著しくアンモニア臭がする。
各例に示された第1剤と第2剤を40℃の恒温槽に入れ、6ヶ月保存することにより、経時による混合時および塗布時のアンモニア臭の変化を調べるために加速試験を行った。6ヶ月後、40℃の恒温槽より取り出し、室温にて一昼夜放置後、第1剤と第2剤をカップに各20g(第1剤:第2剤=1:1)量り取り、混合時および毛束に塗布している時のアンモニアの刺激臭を10名のパネラーで評価し、下記の4つの段階に区分した。
刺激臭低減の安定性
◎ :混合時および塗布時において、アンモニア臭がしない。
〇 :混合時および塗布時において、アンモニア臭がほとんどしない。
△ :混合時および塗布時において、若干アンモニア臭がする。
× :混合時および塗布時において、著しくアンモニア臭がする。
各例に示された第1剤と第2剤を各20g(第1剤:第2剤=1:1)を量り取り混合した後、未処理黒髪毛束に塗布し、30℃で、30分放置後、水洗し、シャンプー、トリートメント処理をして脱色処理をした。10名のパネラーで、目視にて毛束の明度を評価し、下記の4つの段階に区分した。
脱色力
(人毛未処理毛を脱色後の脱色力の評価)
◎ :非常に脱色が良い。
〇 :脱色が良い。
△ :若干脱色が悪い。
× :脱色が悪い。
各例に示された第1剤と第2剤を各20g(第1剤:第2剤=1:1)を量り取り混合した後、白髪毛束に塗布し、30℃で、30分放置後、水洗し、シャンプー、トリートメント処理をして染毛処理を完了した。10名のパネラーが毛束の染毛の程度を目視にて評価し、下記の4つの段階に区分した
染毛性
(人毛白髪へ染毛後の染毛力の評価)
◎ :非常に染まりが良い。
〇 :染まりが良い。
△ :若干染まりが悪い。
× :染まりが悪い。
、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中にポリオキシエチレンアルキルエーテルが1.0〜6.0重量%の範囲で含有され、かつ高級アルコールは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中に高級アルコールが2.0〜15.0重量%の範囲で含有されているため、本発明の毛髪脱色剤によれば、実際に使用され消費者に不快とされる第1剤と第2剤の混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭が十分に低減されていることがわかる。
また、本発明の実施例1〜7の毛髪脱色剤によれば、カチオン界面活性剤が、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであり、アニオン界面活性剤が、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであり、第1剤と第2剤混合時の混合液中に、一種もしくは二種以上のカチオン界面活性剤が0.1〜3.0重量%、および/または一種もしくは二種以上のアニオン界面活性剤が0.01〜1.5重量%の範囲で含有されているため、本発明の毛髪脱色剤によれば、第1剤、第2剤の混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭の低減効果がさらに向上され、経時による混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭の低減効果も向上していることがわかる。
さらに、本発明の実施例1〜7の毛髪脱色剤によれば、第1剤と第2剤混合時の混合液中に、リン酸塩類が0.05重量%〜2.0重量%の範囲で含有されているため、本発明の毛髪脱色剤によれば、脱色力が向上していることがわかる。
、第1剤、第2剤の混合液中に炭素数16より小さいアルキル鎖長をもつポリオキシエチレンアルキルエーテル、炭素数16より小さいアルキル鎖長をもつ高級アルコール、炭素数16より小さいアルキル鎖長をもつカチオン界面活性剤および/またはアニオン界面活性剤がそれぞれ含有されている時、第1剤、第2剤の混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭の低減が十分に成されてないことがわかる。さらに、これらの配合剤の配合割合が、本発明の範囲外である時、第1剤、第2剤の混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭の低減効果が十分でないことがわかる。
また、本発明の実施例8〜14の染毛剤によれば、カチオン界面活性剤が、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであり、アニオン界面活性剤が、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであり、第1剤と第2剤混合時の混合液中に、一種もしくは二種以上のカチオン界面活性剤が0.1〜3.0重量%、および/または一種もしくは二種以上のアニオン界面活性剤が0.01〜1.5重量%の範囲で含有されているため、本発明の染毛剤によれば、第1剤、第2剤の混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭の低減効果がさらに向上され、経時による混合時および塗布時のアンモニアによる刺激臭の低減効果も向上していることがわかる。
さらに、本発明の実施例8〜14の染毛剤によれば、第1剤と第2剤混合時の混合液中に、リン酸塩類が0.05重量%〜2.0重量%の範囲で含有されているため、本発明の染毛剤によれば、染着力が向上していることがわかる。
Claims (6)
- 第1剤に揮発性アルカリ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、および高級アルコールを含有し、第2剤に、酸化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、および高級アルコールを含有する2剤式毛髪脱色剤において、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中にポリオキシエチレンアルキルエーテルが1.0〜6.0重量%含有され、かつ高級アルコールは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中に高級アルコールが2.0〜15.0重量%含有されていることを特徴とする、2剤式毛髪脱色剤。
- 第1剤と第2剤混合時の混合液中に、一種もしくは二種以上のカチオン界面活性剤0.1〜3.0重量%、および/または一種もしくは二種以上のアニオン界面活性剤0.01〜1.5重量%を含有し、上記カチオン界面活性剤が炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであり、アニオン界面活性剤が炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであることを特徴とする、請求項1に記載の2剤式毛髪脱色剤。
- 第1剤と第2剤混合時の混合液中に、リン酸塩類0.05重量%〜2.0重量%を含有することを特徴とする、請求項1及び2のうちのいずれか一項に記載の2剤式毛髪脱色剤
。 - 第1剤に揮発性アルカリ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、高級アルコール、および酸化染料を含有し、第2剤に酸化剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、および高級アルコールを含有する2剤式染毛剤において、ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中にポリオキシエチレンアルキルエーテルが1.0〜6.0重量%含有され、かつ高級アルコールは、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するとともに、第1剤と第2剤の混合時の混合液中に高級アルコールが2.0〜15.0重量%含有されていることを特徴とする
、2剤式染毛剤。 - 第1剤と第2剤混合時の混合液中に、一種もしくは二種以上のカチオン界面活性剤0.1〜3.0重量%、および/または一種もしくは二種以上のアニオン界面活性剤0.01〜1.5重量%を含有し、上記カチオン界面活性剤が、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであり、アニオン界面活性剤が、炭素数16以上のアルキル鎖長を有するものであることを特徴とする、請求項4に記載の2剤式染毛剤。
- 第1剤と第2剤混合時の混合液中に、リン酸塩類0.05重量%〜2.0重量%を含有することを特徴とする、請求項4及び5のうちのいずれか一項に記載の2剤式染毛剤。
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