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撮影/森清
撮影/森清

高橋大輔と春瀬なつみが語るフィギュアの現実「才能があっても続けられない人もいる」

「滑走屋」スペシャル対談 後編

現在、絶賛放映中のフィギュアスケートのアニメ「メダリスト」の主人公、結束いのり役を演じるのは、実生活でもフィギュアが大好きだという声優、春瀬なつみさん。その春瀬さんが、3月に広島のひろしんビッグウェーブで再演が決定した、高橋大輔さんのフルプロデュースのアイスショー、「滑走屋」の応援団長に就任した。

メダリスト」はつるまいかださんが「アフタヌーン」で連載している大人気漫画。現在12巻まで刊行しており、2024年には講談社漫画賞も受賞した。フィギュアスケートの選手として、戦績を残せなかった司は、アイスショーのオーディションに落ち続け、フリーターのようになっていた26歳。その司がスケートを習いたくても習えなかった結束いのりと出合い、二人で「メダリスト」を目指していく物語だ。アニメが1月から放送スタートとなり、作品のファンだったという米津玄師さんのオープニング主題歌とともに大きな注目を集めている。

ライターの田中亜紀子さんが綴る、高橋さんと春瀬さん対談。前編では、フィギュアの世界を多く取材して描いた作品に多くの共感をしたという高橋さんと、春瀬さんふたりの「メダリスト」への愛や共通点、好きなシーンなどをたっぷり語ってもらった。

後編では、「メダリスト」にリンクする高橋さんの子供時代の思い出、そして「メダリスト」にも描かれている、高橋さんが「滑走屋」をプロデュースしようとしたフィギュアスケートの現実を聞いていく。

©つるまいかだ『メダリスト』/講談社
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スケートを続けることは、自分ではどうにもならないことが多い

高橋:僕が7歳でスケートを始めた岡山のリンクは、当初プロのコーチもいなかったので、連盟の人が指導してくれることもあったけど、基本は友達と一緒に学んで、一般滑走で練習していたので、比較的お金はかからなかったと思います。とはいえリンク代はかかるので、理容師だった母が夜はお弁当屋さんで働いたり、ダブルワークをしてくれていましたが。成績があがっていくと、合宿や遠征、コーチ代などがかかっていくのがきつい。強くなると強化費や試合の賞金などがもらえるようになるので、強くなるまでの間が大変なんですね。でも、今は一般滑走でグループレッスンなら、昔よりかからないみたいです。

春瀬:コーチの遠征費は生徒が負担するというのを聞いて、びっくりしたし、大変なんだなと思いました。大輔さんは、長光コーチについてからは、岡山から大阪に通って指導を受けていたんですよね?

高橋:中2から高校生の間、週末前に大阪に行き、長光コーチのお宅に泊まって、週末の練習が終わると帰り、平日は地元のリンクで自主練でした。岡山から在来線で姫路まで出て、そこから新幹線で大阪までとそこそこ大変でしたが楽しかったです。平日は自主練だったので、週末に教えてもらったことを自分で考えていろいろ試した。そういうことが自分で物事を考え、選択する能力を養えたと思っています。

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