サヨナラの引力 : 特集
【“口コミ”が良すぎて社会現象】なぜこんなにも大ヒッ
ト? 日本でも“引力泣き”ブーム寸前。切なくて、抱き
しめたくて愛しくて…大人こそ思いっきり泣ける、新た
な“ラブストーリーの傑作”に、映画館で出会おう。
「花束みたいな恋をした」「ファーストキス 1ST KISS」などを鑑賞したすべての観客に贈る映画「サヨナラの引力」が、
経験を重ねた大人にこそ深々と心に染み入る、切なくも美しい恋物語は感情デトックスにうってつけ。そしてなにより、本作はその内容が口コミで広がり、社会現象となった超注目作でもあります。
「サヨナラの引力」のために映画館へ駆け込むべき理由を、映画.comが解説します!
【予告編】もしもあの時、きみを手放さなければ――。
【“口コミ”で映画館が大盛り上がり!?】ラブストーリー
不景気に映画館を賑わせた、異例の大ヒット恋愛映画。
作品内容は予告編をチェックしていただきつつ……なにより伝えたいのが、この映画、めちゃくちゃ話題になってます!
もはや社会現象と化している本作の快進撃、その口コミの内容をピックアップしていきます。
●新たな恋愛映画の傑作が誕生! 興行収入、観客動員数etc.
公開直後から止まらない記録の更新…その理由は“物語が刺さりすぎて”口コミが爆発!
「サヨナラの引力」が打ち立てた“ヒットの記録”をご紹介!
・韓国の週末興行収入ランキングで3週連続1位を獲得! 世界的メガヒット作「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」を抜く快挙!
・7年ぶりに観客動員数200万人を突破した恋愛映画に! 「別れる決心」の観客動員191万人を上回り、2019年公開の「最も普通の恋愛」以来、
・また、公開2週目の週末に興行収入ランキングで首位にランクアップ! 普通、興行収入は2週目から右肩下がりになるため、大きな話題に
・さらにさらに…公開3週目の週末の観客動員数が、初週末を上回る!
実はこれら、映画興行のプロがみたら「これはすごい!」とえらく驚くくらいの記録なんです。
では、なぜここまでのヒットになったのでしょうか? その理由はひとえに、
●実際に観たら…必ず、誰かに話したくなる。
「少女時代」ティファニーら世界的著名人も、「サヨナラの引力」が描く“誰もが人生と重ねる、かけがえのない愛”に共感
では、実際に観た人はどんな感想を寄せるのか……その一部をご紹介します。読めば、あなたも「観に行きたい」と思うはず。
・岩井俊二(映画監督)
幸せな恋愛時代。しかし社会人として自立し、仕事に就き、夢を叶える過程で離れてゆく二人の関係。きっと誰にでも起こり得る体験。僕にもあった。僕はそこから『Love Letter』を書きましたよとお伝えすると、「じゃあこの映画の続編が『Love Letter』ですね」とク・ギョファンさん。僕らは熱い握手を交わしました。
・前田敦子(女優)
涙が止まらない、忘れられない1本。
ウノとジョンウォンのリアルな恋愛が愛おしくも切ない。
「もしもあの時」と自分の人生と二人を重ね合わせ、
ふとした瞬間を思い返したり、心にそっと刻まれる素晴らしい作品。
・ティファニー(少女時代)
この映画で私が最も愛したのは、二人の間で交わされた台詞でした。自然に口をついて出た言葉で、完璧にしようとする努力など一切なく、ただお互いが好きだからこそのもの。振り返ってみると、それはまさにその二人だけが知る愛の言語のように感じられました。(KBS2「I Love Movie」でのコメントより)
・チャン・ハンジュン(「王と生きる男(原題)」監督)
新年の始まりから、「サヨナラの引力」が良かったです。「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」に興行順位で勝った瞬間もあり、その時少し血が沸く感じがしました。ほぼ墓のようなジャンルにあって、あまりにも良い結果。そのおかげで今、韓国映画界全体の雰囲気も少しずつ変わっています。(SRタイムスのインタビューでのコメントより)
観た人が、その感情を言葉にしたくてたまらなくなって、誰かに話したくなる。口コミが口コミを呼び、観た人が観たい人を映画館に連れてきた結果、
【新たな“マイベスト恋愛映画”】あの時の自分を許せて
時差で涙があふれるような、記憶の底の底に触れる一作
最後に、映画.com編集部員が実際に「サヨナラの引力」を観た感想を、ネタバレなしでお伝えしていきます!
●[なぜ、こんなに“泣けた”のか?]
交わす会話、喧嘩の内容…日々の温度感が“リアル”そのもの。もう戻れないとわかっているからこそより輝く、一瞬一瞬に思いを馳せた
この映画は、そんな恋愛の“あるある”を極限まで掘り下げた映画と言ってもいい。正直言って、
本作ではゲーム作家を夢見るウノと建築家を目指すジョンウォンの関係を、出会いから別れ、そして再会を丁寧に辿っていきます。
熱愛期の彼らは、観ているこっちまで幸せになるような甘い時間を過ごします。道端で拾ってきた古いソファを共に暮らす家に持ち帰り、並んで座りながら未来を語り合い、ジョンウォンは庭付きの大きな家を望み、ウノは将来必ず彼女のために家を建てると約束もする。
しかし、夢とは裏腹に、ジョンウォンは不動産のモデルルームで懸命に働き、ウノは小さな会社で社畜となるなど、若い2人にはどうしようもできない現実が重くのしかかります。
少しずつ2人の歯車がずれはじめ、会話が減り、顔を合わせる機会が減り、喧嘩は激しさを増していく……。
本作は、恋愛の喜びや楽しさといった幸せな面が、ひときわ眩しく輝きます。そして、それと同じくらい大事に、誰もが経験したことのある“ままならなさ”も真っ正直に描いている。だからこそ素直に共感し、自分自身の体験と物語が結びつき、自分だったらと想像し、
●[なぜ、こんなに“泣けた”のか?]
誰しもにある、“選ばなかった人生”に思いを馳せる…宝物のような恋の軌跡に、反則級の“切なさと共感”が押し寄せた
本作において、別れは通過点だったのです。別れから10年が経った2024年の夏、
2人は過去を振り返る。ウノはずっと胸の奥にしまっていた問いをジョンウォンに投げかけます。
本作では“現在”の2人と“過去”の2人の物語が並行して進んでいきます。そして、そんな2人とともに「あのとき、こうしていたら違った人生があったのかもしれない」と選ばなかった未来に思いを馳せる機会を与えてくれる。
そこに生じるのは未練でもなく、後悔でもない。ただただ過去の自分に
そんな映画体験こそが、本作の感動の正体。
「私はあなたを逃した」
「私はあなたを手放した」
10年という時間で生まれた後悔や気づき、そしてお互いへの想いが漂流した先で迎えるラストは……
●「私の頭の中の消しゴム」以来の号泣。
思い出したのは「花束みたいな恋をした」「ラ・ラ・ランド」を観た後の切ないけどスッキリとした感情。どれか一作でもハマった人は映画館へ
本作を観終わってまず思ったのは、
ということ。
そして「私の頭の中の消しゴム」くらいボロボロに泣いたなぁ、だったり、さらにもう一作、夢のため、お互いの幸せのために選んだサヨナラという選択に肯定的になれるという意味では「ラ・ラ・ランド」にも近い要素があるなあ、とも。
忘れられない恋をしてきた人、現状に迷いがある人、とにかく発散したい人。そんなあなたは、
【最後に】「サヨナラ」の先を想像したことはありますか?
タイトルに込められた意味、その言葉が引き寄せる運命に思いを馳せて観てください。
筆者の感動ポイントがもう一つあります。それが「サヨナラの引力」という邦題です。
そして、とある歌に、こんな歌詞がつむがれています。
サヨナラは別れの言葉じゃなくて、ふたたび会うまでの遠い約束。