『第44回藤本真澄賞』授賞式が16日、都内で行われ、映画『ラストマイル』の新井順子プロデューサー、脚本の野木亜紀子氏、塚原あゆ子監督が『藤本真澄賞』を受賞し登壇した。授賞式では、塚原監督が故・火野正平さんの言葉を思い出し、涙を浮かべる一幕があった。 スピーチで、塚原は「番組に火野正平さんが出てくださって、私の別の映画にも出てくださっていて、現場で『映画なんていっぱいやるもんじゃないぞ。止められなくなる。おもしろい仕事だから』って言われて」と火野さんの言葉を振り返る。「『じゃあ火野さんがその歳までやってるなら私もその歳までやろうと思っています』と伝えたら、『いや、それはお前が』…」と続けたが、途中で「やばい泣きそう」と涙を堪えた塚原。改めて「『それはお前が後で考えることで、とにかくまっすぐ進んでいくべきだ』とおっしゃってくれました」と声を震わせた。
2025/04/16