俳優の平埜生成(29)と戸塚純貴(30)が9日、大阪市内で行われたパルコ・プロデュース2022『VAMP SHOW ヴァンプショウ』大阪公演(10日〜11日、森ノ宮ピロティホール)に向けた取材会に出席した。 三谷幸喜氏が1992年に発表し、西村雅彦、古田新太、池田成志(1992年)、佐々木蔵之介、堺雅人、河原雅彦、橋本じゅん、伊藤俊人さん(2001年)が共演したホラー・コメディーが、今回21年ぶりに復活。岡山天音、平埜、戸塚、塩野瑛久、尾上寛之、久保田紗友、菅原永二が新キャストを担い、かつて出演した河原が演出を手がける。 楽しく旅する吸血鬼5人組がさびれた山間の駅にたどり着くと、駅長と電車を待つ女性が一人いて…というストーリーは三谷ワールド全開で、戸塚は「いま読んでも新しいと思える」と太鼓判。8月の東京公演(PARCO劇場)を観劇した三谷氏からは「30年前に遊びで作った作品だから、申し訳ない(笑)」とエールをもらったという。 平埜は、三谷氏が手がける大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも重ね、「極限状態に追い込まれた人間のおもしろさが詰まっている」と熱弁。21年前のキャストとは「出自が違うので演技スタイルが違う」としながら、ドラマや映画とは異なる“小劇場の芝居”に魅了されている様子。「先輩たちの背中は大きい」とはにかみ、充実感をにじませた。 笑いの本場・大阪のファンに向けて、京都が舞台となったNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でも注目を集めた平埜は「恐い反面、受け入れてもらえるだろうという安心感がある」とにっこり。戸塚も「とにかく笑ってほしい」とアピールしていた。
2022/09/10